渋谷ハルさんが主催するV最スト6(本番29日・30日)の本番2日目結果、および試合内容の感想をまとめてみました。
Day2はダブルエリミネーションのトーナメント形式で、Day1の予選結果をもとにWINNERSとLOSERSが決まった状態からはじまります。
スクリム結果・Day1(予選)・Day2(本選)の結果比較
チーム名 | スクリム | 予選結果 | 最終結果 |
チーム1[ひいろうず] | 5位 | 7位 | 7位 |
チーム2[幻影モ団] | 8位 | 6位 | 5位 |
チーム3[まぢGAL8000%] | 6位 | 3位 | 6位 |
チーム4[最強無敵の剣舞] | 7位 | 8位 | 8位 |
チーム5[いんぱくと☆ふれんず] | 4位 | 4位 | 3位 |
チーム6[RedBlue置くだけ] | 3位 | 2位 | 1位 |
チーム7[花蝶菫月] | 1位 | 5位 | 2位 |
チーム8[7Cの勇者] | 2位 | 1位 | 4位 |
本配信の各試合感想
・WINNERS準決勝1
初戦からかなり激熱展開でした。
前日の予選では4-0でチーム8が勝っていたためチーム5が圧倒的不利だったんですが、先鋒の白那しずくさんが粘り、次鋒の常闇トワさんが踏み止まり、副将の伊波ライさんが勢いを付けて大将まで繋ぎ、最後にアルランディスさんが超強敵である葛葉さんを討ち破るという、なんともドラマチックな試合でした。
・WINNERS準決勝2
こちらの試合も前日のスクリム結果と違い、チーム6がリベンジを果たしました。
先鋒~副将までは似たような展開だったんですが、実力伯仲の大将2人の戦いはかなり見ごたえがありましたね。予選では天鬼ぷるるさんに負けてしまった如月れんさんが相当仕上げてきて、何もさせない完璧なシューティングを披露。大将戦BO1を含めフルセットまでもつれ合う大激戦でした。
・WINNERS決勝戦
デバイストラブルでリマッチとなった先鋒戦、白那しずくさんが動かないディージェイをただ殴るだけで良かったのに最後にSA3を間違って使ってしまい、マナー〇の遅延行為になっていたのが地味に面白かったですね。(個人配信参照)
先鋒戦は、ラッシュ中段対策にインパクトで対抗した紡木こかげさんでしたが、(本人曰く)足で押すインパクトで2度返した白那しずくさんが勝利してスクリムのリベンジ成功。
次鋒戦は超ハイレベルな追いつ追われつのシーソーゲームになりました。紙一重で白雪レイドさんが競り勝ちましたが、常闇トワさんの成長スピードは凄まじいものがありますね。
副将戦はパワーとパワーがぶつかり合う激戦で、さすがに調子の良い伊波ライさんが有利かと思いきや、赤見かるびさんが恐れるものは何もないという決死の攻めを通しきって見事に勝利しました。
ガイル村出身同士のある意味ガイルミラーとなった大将戦は、アルランディスさんが鉄壁の如月れんさんJPの守りを崩すことができず真っ白の灰になっていました。
・LOSERS準決勝
スクリムでは1位と2位のマッチアップ。チーム7は予選で調子を落としていたものの本選では絶好調。
予選全勝の橘ひなのさんを下してノリノリな花芽すみれさんが小柳ロウさんを撃破、本番中もランクを回し続けハイマスターにまで到達した次鋒最強の叢雲カゲツさんが実直お兄さんこと不破湊さんを粉砕、ジュリのことを知り尽くしている元ジュリ使いの奈羅花さんがテクニックで地上戦を制してイブラヒムさんを打倒、という流れでした。
イブラヒムさんはこの敗北を受けて、スクリム時の柊ツルギさんのように「舞を消せ」と本気でボヤいていました。(個人配信参照)
消化試合とはなってしまった大将戦ですが、ここはさすがに葛葉さんがきっちり決めて1-3という結果になりました。
この試合は先鋒の勝敗がほぼ全てでした。予選では花芽すみれさんが負けていたので、同じ結果だった場合はチームの勝敗の行方が大将戦までもつれ込んでましたからね。
・LOSERS決勝戦
先鋒戦は、本選全勝の女王花芽すみれさんがブロリーと化した白那しずくさんに対峙し、化物狩りを遂行しました。かなり珍しいダブルK.O.も見れる熱い戦いでしたね。
次鋒戦は、ブロリーの姉こと常闇トワさんが次鋒最強の叢雲カゲツさんに立ち向かうも、ラボモンスター高木が生んだ真のモンスターの前に屈してしまいました。
副将戦は、奈羅花さんが昔からの宿敵である伊波ライさんを相手に健闘したんですが、チームとして追い詰められ絶対に負けられない伊波ライさんの気迫が上回りました。
大将戦は、決勝進出を決めるためにお互い全てを賭けて戦いに挑むアルランディスさんと蝶屋はなびさん。JPに続きマリーザにも感触が悪いガイルがどうしても劣勢になり、最後はマリーザの弾抜けSA3という奇麗な花火が打ち上がりました。
・優勝決定戦
蓋を開けてみればスクリム1位のチーム7[花蝶菫月]がここまで勝ち上がってきました。
対してチーム6[RedBlue置くだけ]は本番では1敗しかしてない実質最強チーム。
先鋒戦は、ここまで全勝街道驀進中の花芽すみれさんに対し、ふ~ど研究所最高傑作の呼び声が高い紡木こかげさんが襲い掛かります。花芽すみれさんはバーンアウトが多く、その状態での弾連打がかなり厳しそうでしたね。
次鋒戦は、ともにMASTERクラスの2人の対決で予想通り熾烈な戦いとなりました。やはりブランカ相手に花蝶扇が投げにくいということで強みを失った舞がかなり苦しそうでしたが、7連続の投げを通すというレイドさんの気合の柔道プレイも見ることができました。
副将戦は、なぜかネオポルテには弱くにじさんじには強い赤見かるびさんが、にじさんじの奈羅花さんを力でねじ伏せました。奈羅花さんとしては大将の蝶屋はなびさんの負担を少しでも減らすためにも絶対に勝ちたい一戦でしたが、本番力でかるびさんに一歩及びませんでした。
大将戦は、ぶいすぽ対決。もはやラスボスいや魔王となった如月れんさんのJPが蝶屋はなびさんのマリーザをサイコパワーで完膚なきまでに打ちのめしていました。
蝶屋はなびさんが触れるシーンは何度かあったんですが、守りの堅い如月れんさんを倒しきるには至らず、まさに完敗という感じでしたね。
まとめ
見応えのある非常に素晴らしい大会でしたね。
チーム数が多かったので練習期間を含め試合数が多くて見るのが大変だったんですが、その分選手たちの努力やコーチとの絆をはぐくむ様子をいっぱい見れて、全てのチームを応援したくなるほどハマってしましました。これこそ全チームWINっていうヤツですね。
あとはルールも良かったですね。5人チームじゃなく4人チームというのもミソで、1試合当たりの時間が短縮されるし大将の重みも良いバランスだったと思います。
チームバランスについてはドラフトということもあり概ね良かったとは思いますが、欲を言えば大将8人の実力がもっと拮抗していたらなぁとは思いました。
まぁ人気Vtuberの間ではスト6人口はまだまだ少ないでしょうし、時間をかけて練習してもなかなか上達しないこともあるでしょうから、今の大将トップクラスの人達と同程度の実力者が今後たくさん出てくるかというと…現実的にかなり難しいでしょうね。