どうやらTVCMの効果もあってか新規ユーザーがそこそこ増えた気がする。
そんなわけで大した需要は無いだろうが、2018年8月にリリースされてから一体どんな出来事があったのかを軽くまとめてみた。
(書いてるうちにけっこう長くなってしまったので目次だけ見るでもOK!)
なお主観によるところが多いのでツッコミどころも数多くあるだろうがそこは個人の感想ということで勘弁して欲しい。
なお、アークザラッドRの概要については最初の記事で少しだけ触れているので、そちらを参考にしてもらえればと。
- リリース直後は特に問題もなかった
- 「覚醒」という育成要素に不安を感じ始めたプレイヤー達
- 2018年8月 闘技場エラー問題
- 2018年9月 ノル事件勃発
- 2018年10月 初の覚醒済みガチャ アーク3から二人が実装
- 2018年11月 最強タンク、グレーゴル爆誕による環境変化
- 2018年11月 生放送で第二覚醒を発表
- 2018年12月 突然のLv70解放
- 2019年1月 ゲリライベント・ランキングイベント
リリース直後は特に問題もなかった
過去作のファンにとって一番の注目部分だったストーリーについてはなかなかよくできているとは思う。
アーク2をプレイ済みの人には懐かしさを十分に感じることができ、アークらしさを再体験できるはずだ。
長時間メンテナンスなどもなく、順調な滑り出しだったと言えるのでは無いだろうか。
「覚醒」という育成要素に不安を感じ始めたプレイヤー達
このゲームにおけるキャラクターの強さは、プレイヤーレベルや装備よりも、「能力解放」が大きなウェイトを占めている。
この能力解放を最後まで進めると「覚醒」キャラになり、飛躍的にステータスが向上する。
この能力解放に必要な素材が、集まりにくい上にかなりの数(3万個以上?)を要求されるのだ。
いわゆる曜日ダンジョンで各属性の素材を集めるのだが、一番難易度の高いクエストでも550回以上周回しなければならない。
1周2分かかるなら18時間以上かかる計算となる。(しかも行動力を50も消費)
この曜日ダンジョンを安定して早く周回するには強いキャラ、それこそ覚醒済みのキャラが必要になるため、覚醒をスムーズに行うために覚醒キャラが必要という歯がゆい状態になっている。
もちろんある程度育成が完了しているプレイヤーにとっては手馴れた作業なのだが、新規プレイヤーからすれば、気の遠くなるような時間と労力が必要だろう。
しかも曜日ダンジョンということでお目当ての覚醒石を毎日入手できるわけではないため、解放されている曜日に集中的にやらねばならず、行動力を回復するためにガンガン石を割らなければならない。
つまりアークRは育成に石を使うため、ガチャは必要最低限にしなければならないのだ。
2018年8月 闘技場エラー問題
前述の通り、キャラの強化には精霊石が大量に必要である。
そこで無課金ユーザーにとってありがたいのが、闘技場連勝ミッションである。
なんと1シーズン中に100連勝すると、トータル3万近くの精霊石をGETできるのだ。
当初はユーザー間で「設定ミスか!?」と疑われるほどの大盤振る舞い。
しかしここで問題が起こった。
闘技場で不明なエラーが起こり、たまに落とされるユーザーが続出。
しかもそのエラーで落とされたら連勝がストップになるのだ。
(不正対策?のせいか当時は闘技場は中断セーブがされなかった)
ただ連勝が止まるだけなら、また次頑張ればいいか・・・となるのだが、実はそうでもない。
1シーズンがたしか1週間程度しかなかったと思うが、闘技場に挑戦できる回数は1日5回なので普通にやっていては1シーズン中に100連勝など到底無理。
連勝を目指している人は皆 “ショップにある闘技場の挑戦権を精霊石で買って” チャレンジしているのである。
つまり、エラーで落とされて連勝が止まってしまったら石が消えてしまうのと同義。
これには怒り心頭のユーザー達が抗議、のちに連勝記録を遡って最大連勝数まで戻す対応をしてなんとか沈静化を図ろうとするも、その連勝数を戻す処理がなかなか行われないのでいつ再チャレンジしていいかわからない始末。
上記の問題は一応解決したのだが、つい最近は違う原因の不明なエラーが頻発して強制負け扱いになる問題が発生した。
ミッションだけでなくクラス報酬でも大量の精霊石が関わってくるのでユーザーは敏感になっているのだが、どうやら闘技場におけるエラー落ちというのは相当根深い問題となっているようだ。
2018年9月 ノル事件勃発
アークザラッドRを語る上で欠かせないのが、この事件である。
ここではさらっと触れるだけにしておくので、詳細が知りたければ検索してみよう。
簡単にいうと、初のフェスガチャで登場した「ノル」という強キャラの排出確率が0.185%だった。
もちろん排出確率が明記されていたので、それを承知で引いている人が爆死したところで自業自得なのだが、問題はそこではない。
このアークザラッドRは製作陣が「全てのキャラクターが★3~★5まである」と明言していたにもかかわらず、今回のノルが星5限定キャラとしてリリースされたことだ。
限定感を出すためか星5専用として実装されたので、話が違うじゃないかと問題になってしまった。
ちなみにアークRのガチャは★5が出なくても★3さえ出れば、素材を集めて進化すればいいだけなので★5の価値がそこまで高くは無い。
つまり頑張って★5を狙わずとも★3で十分妥協できるので大爆死することが少ない。
予想以上に大きな問題に発展してしまい、ユーザーからの不満の声を聞いてお詫びの石を配布したりもしたが、事態が収束するわけもなく、後日星3と星4を実装することになった(しかもガチャではなく頑張れば無料で手に入れることができる)。
★5限定だと思い精霊石を大量に消費したユーザーにとっては未だにしこりの残る問題となっている。
2018年10月 初の覚醒済みガチャ アーク3から二人が実装
運営・開発側も覚醒がかなり大変ということを認識しているため、思いきったガチャを開催。
なんと★5を引くと、すでに覚醒した状態で排出されるのだ。
アレクとシェリルはアーク3のキャラということもありそこまで人気では無かったようだが、覚醒の手間が省けるということもあり忙しい人がけっこうガチャを回した結果、セルランがけっこう上位までいったらしい。
これを機に、覚醒済み排出ガチャがたまに開催されるようになった。
個人的には良い施策とは思うのだが、ガチャである以上★5を確実に手に入れられる保証が無いので、むしろ覚醒石が手に入る曜日ダンジョンの超級をとっとと実装してくれと思う次第である。
2018年11月 最強タンク、グレーゴル爆誕による環境変化
正直、グレーゴルが実装されるまで「タンク」というロールは不遇だった。
当時かろうじてホムラが息をしている程度、基本的には不要なロールであったとも言える。
まずデバッファーのサニアやナヲがオートスキルのおかげでタンク並みに硬いのでタンクの役割を果たせてしまう点。
そして何より、やられる前にやる方が戦いやすいというのが大きい。
タンクでダメージを受けとめて、ヒーラーで回復して・・・というのが理想とするロールの動きなのだが、タンクとヒーラーを抜いてアタッカーやバッファーを入れたほうが勝ちやすいのだ。
このままではタンクというロールの存続にかかわる。
そんな環境に一石を投じる形となったのが、グレーゴルの実装である。
この鎧のおっさん、何が凄いのかというと、無敵なのだ。
専用装備を装備すると、開幕2ターンの間ダメージ無効。そしてグレーゴル本体のアクティブスキルにも1ターンの間ダメージ無効がある。
タンクというロールは攻撃される度にMPが増えるので、一人で突っ込んでいって2ターン耐えた後、3ターン目にスキルで無敵になって殴られながら以降ループ・・・強すぎるのである。
グレーゴルのおかげで一番変化があったのが闘技場だ。
今闘技場をプレイすると、大半のプレイヤーがグレーゴルを編成していることがわかる。
なぜか?無敵だからだ。
グレーゴルを殴ってる敵を後ろから遠距離攻撃で倒すだけの作業になる。
つまり、グレーゴルは闘技場で安定した勝利をもたらしてくれるおじさんになったワケだ。
もちろん通常のクエストやイベントでもなかなか活躍してくれる。
2019年1月10日現在、グレーゴルは通常レアガチャでも引けるが、専用装備を手に入れられる専用ミッションは無い。
しかし一度ミッションが復刻したこともあるので、不定期ではあるが入手機会はある。
2018年11月 生放送で第二覚醒を発表
生放送の内容は今でもYoutubeのアーカイブで確認できるはずなので、気になる人は見てみるといいかもしれない。
この生放送で個人的に一番衝撃だったのが、第二覚醒だ。
ちょ、ちょっと早くないスか?というのがひとまずの感想。
私は生放送をリアルタイム視聴していたのだが、コメントから察するに大体のユーザーが同じような感想だったはず。
もちろん運営・開発側は全ユーザーのキャラ覚醒状況を把握しているのだが、覚醒キャラを相当数所持しているユーザーが少ない現状で、なぜ次の段階へいってしまったのかということ。
ある程度時間もあって課金もしているユーザーは目ぼしいキャラの覚醒が終わっているので、彼らの育成欲を満たす手段のひとつとして第二覚醒に踏み切ったのかもしれない。
まずは覚醒しやすい環境を整えてからでも良かったのではないかと思ったが、ソシャゲというものはインフレの波に飲み込まれるもの。致し方ない部分もあるのだろう。
2018年12月 突然のLv70解放
私の記憶が確かならば、生放送でレベルキャップ解放なんて一切告知されていなかった。
嬉しいサプライズではあるが、その「中身」については少し触れなければならない。
まずステータス上昇値のバランス。
良く言えば思いきった火力インフレ、悪く言えば狂ってる。
Lv50からLv70までの攻撃力の上がり幅が異常なのだ。(某空中浮遊おじさんはHPしか上がらないが)
レベルキャップ解放対象がフェス限キャラのみということもあり、フェスキャラの特別感を強調するということだが、本音としてはもっとフェスガチャ回してくださいよということなのだろう。
アークRは育成に石を使うため、なかなかガチャが回りづらい。
ならばフェスガチャだけ★5排出確率をもっと上げて、さらにピックアップ率も大幅に上げたほうがいいと思う。
簡単にフェスキャラを取られては困るということなのだろうが、そもそもガチャを回す気にさせないことにはどうしようもないような気がするのだが・・・。
次に必要経験値の話。
Lv50までの必要累計経験値が50万程度なのに対して、Lv60以降はレベル1つあげるのに100万以上要求されることを考えると、さすがにおかしいことは誰でもわかる。
なんというか全体的に調整が雑という印象が拭えない。
それでも後述するランキングイベントでいい順位を目指すには高火力が必須条件のため、何かがおかしいと思いつつもレベリングしている人も多いだろう。
2019年1月 ゲリライベント・ランキングイベント
2018年12月に第1弾のランキングイベントが始まり、立て続けに第2弾が行われ、もう第3弾の開催がせまっている。
ランキング報酬はかなり豪華なものであり、他のプレイヤーと競うという要素も相まってなかなか好評を博しているイベントという印象だ。
第二覚醒に必須の英雄の証もさることながら、覚醒石が大量に貰えるのがありがたい。
しかし、短い期間にここまで乱発されてしまうと食傷気味になってしまうのが懸念されるところだ。
ちなみにゲリライベントは決まった時間にだけ開催されるもので、忙しいユーザーには嫌われ傾向にあるイベントではあるが、進化や覚醒に必要な素材がかなり手に入る上、精霊石もたまに入手できるので、これを周回できるかどうかで育成スピードがかなり変わってしまうだろう。
運が良い人は行動力回復に使う精霊石よりも多く精霊石をGETできて黒字になったりする。
以上がリリースから今までのアークRの歩み?の一部。
正直な所、他に書くべきことがたくさんあった気がするのだが、気づいたら5000文字近くになっていたので諦めた。
つまりまとめると、色々あったけど今頑張ってます。ということだ。