k4senさんが主催するLoLのゲーム大会「最高傑作 The k4sen」の結果、および試合内容の感想をまとめてみました。
混沌世代 vs 散歩世代
混沌世代はTOPの神成きゅぴさんとMIDのSqLaさんが優勢、散歩世代はJGの天宮こころさんとBOTのラトナ・プティさんと如月れんさんの2人が若干優勢という一見バランスの良いレーンバランスになりました。
中盤までお互いキルを取って取られてのほぼ互角の展開でしたが、TOPの神成きゅぴさんが圧倒的に勝っているという慢心から、ドラゴンファイトで一人で戦ってしまうというミスが目立ちましたね。それでもノクターンのガンクを活かしてどぐらさんのアンベッサをいじめ続け、25分ぐらいでインナータワーまで折ってしまうほどの勢いでした。
そのままインヒビタワーまで取った後にドラゴンファイトでちゃんと5v5をして一人も落ちることなくエースを取るほどの差がつき、そしてジリジリと混沌世代がリードを広げ、MIDのインヒビタワー前の集団戦で4人を倒してGGとなりました。
散歩世代的にはTOPが負けてしまったのは仕方ないとして、JGの練度の差を活かすためにもっとBOTにガンクしてジンクスを育てるべきだったとは思いますが、それが成功していたとしても育ち切ったモルデに連れ去られるのは明白なのでかなり難しい展開でしたね。
混沌世代 vs 怪獣世代
1試合目と打って変わってモルデカイザーの相手が殴り合い最強格のトランドルということで神成きゅぴさんがかなり苦しそうにしていましたね。そしてBOTレーンとMIDレーンも怪獣世代が優勢ということで混沌世代にとって相当厳しそうなレーンフェーズでした。
怪獣世代はTOPのタワーを折ってからは胡桃のあさんがロームしはじめてからどんどんオブジェクト有利を広げていき、一ノ瀬うるはさんのニーコのガンクも大暴れでほぼ完璧な流れでゲームを作っていきました。トランドルのスプリットプッシュで釣ってバロンを取るまでは良かったんですが、トランドルが居ない隙にアタカンを取られてその直後のドラゴンファイトでは混沌世代が圧勝するという、まだまだわからない展開になりました。
本当の怪獣となったトランドルを誰も止めることができず、これはスプリットプッシュだけで終わるのかと思いきや、4vs4では混沌世代が若干有利ということで絶妙に均衡がとれていました。
最後のドラゴンファイト、先に怪獣世代がトランドルを含む5人揃っている状態で圧倒的有利だったんですが、ここにきてフェイのウルトがぶっ刺さってトランドルごと破壊するという衝撃的な結末になりました。
序盤は全レーンが怪獣世代が勝っていたのでさすがに怪獣世代が順当に有利を広げて勝つかな?と思っていたんですが、最後の最後でひっくり返りましたね。まぁそもそも4vs4の集団戦では混沌世代が優勢だったのでワンチャンはあったんですが、化け物になったトランドルがいれば負けないだろうという過信があったのかもしれません。それにしても集団戦でのフェイウルトの影響力は凄まじいですね。
混沌世代 vs 化け物世代
さすがに年季が違うのか、TOPレーンのかみとさんが不利マッチアップでもソロキルできるほど差をつけ、JGのきなこさんがMIDやBOTのガンクを決めて全レーンを勝たせていました。
混沌世代もノクターンのウルトを活用してワンピック取って対抗していましたが、集団戦ではビルドの差がありすぎるせいか5-0エースも取られてしまい、最後はタワーなんて関係ないような強引なプレイでボコボコにされてしまいました。
やはりプレイ時間は嘘をつかないということでしょう。化け物世代は英リサさん以外は常日頃からLoLをプレイしているのでマクロもミクロも圧勝、さらには英リサさんも対面に負けておらず穴が無いチームでした。
決勝戦こそ圧倒的な展開とはなりましたが、最新世代である混沌世代が2勝するという下剋上が見れたのでLoL大会としてはかなり楽しめました。
最高傑作 vs 夜更カス
なんとサプライズで開始された「収穫 The k4sen」。
初心者 The k4senのドリームチームである「最高傑作」が、かつての夜更かしLoLカスタムで遊んでいたベテラン勢と対峙することになりました。
本来ならベテランである夜更カスがどっしりと迎え撃つ流れではあるんですが、かつてないリスクマッチであり、さらにはフィアレスドラフトを採用しているため今日大会で誰かがピックしたチャンピオンは使えないからピックプールが広い5人も少しビビっていました。
しかしそんな心配をよそに、1試合目はキル数2-29という大差で最高傑作側がサレンダーという形で決着がつきました。
最高傑作チームは3試合中1試合勝てばいいというルールなので、まずは相手のピック候補を潰すという作戦自体は一応成功していますが、それでも心が折れかけるような試合内容だったので相当こたえていました。
2試合目にしてチーム構成にだいぶ差が付き始めて、ファーストキルも最高傑作が取りました。MIDもかみとさんが葛葉さんに対して優勢でかなり育っていたんですが、マクロ差もあってかJGのうるかさんが育ちに育ち、さらにひっそりとCSを稼いでいた乾さんのパワーも相まって完全に破壊されてしまいました。
3試合目に全てを賭けた最高傑作チームは全員得意ピックで挑み、対する夜更カスはVspo showdownで見たようなステルスチームという舐めピックで美味しく収穫しようと目論見ました。ステルスチームは構成が悪すぎてさすがに厳しいかと思われましたが、ミクロ差でゴリ押してかなりいい勝負になっていました。
最後はシャコのk4senさんが落ちていて圧倒的不利だった夜更カスチームでしたが、イブリンでバックラインから相手ADCを瞬殺し、シェンがトゥイッチを守り切り見事な集団戦を決めてそのままエンドとなりました。
最後に
初心者The k4senで種をまいて、実ったところで収穫するという壮大な伏線回収の集大成。よく考えればBO1を3回やるだけなのに18時開始の時点で少し怪しかったですね。
最高傑作チームと夜更カスチームの最終戦は、またk4senさんのエンタメ魂に火がついちゃったか…と少し不安でしたが、あの面白いだけの構成で勝ち切るとはさすがでしたね。Vspo showdownの時のメンバーとは違い、乾さんやうるかさんがいたのが大きかったんでしょう。
それにしても最高傑作チームはこのサプライズを事前に知っていたんでしょうか。配信上ではみんな驚いている様子だったので何とも言えませんが、知っていても知らないフリをするでしょうから真相は謎ですね。まぁホントに知らなかったとなると即席の5人だからチームワークの面で若干劣っていたというのもあるかもしれませんね。
結果論ではありますが、一ノ瀬うるはさんをメインレーンのサポートにして、パフォーマンスが良かった胡桃のあさんをTOPにした方が勝ち目があったような気がしますね。まぁ如月れんさんのサポートも全然悪くなかったのでどっちにしろ勝つことは難しかったとは思いますが。