1vs4という非対称対戦型のゲームでは、ゲームバランスが絶妙な状態で保たれているからこそ成り立つものである。
とくに一人側のハンターはよりいっそう慎重に調整すべきではあるが、今回とあるハンターの能力が大幅に強化されたことについて触れてみよう。
※今回の記事内容は中国版での情報であり、日本版で実装される際に多少変更される可能性があることをご了承ください
その名は『復讐者レオ』。
皆が所持している初期ハンターである。
主な能力はパペット。パペットと自分自身の場所を入れ替える能力を持つ。
サバイバーを拘束している椅子の前にパペットを配置すればキャンプせずに監視できるのが利点だ。
しかし他のハンターと比べて、サバイバーを捕らえる能力に特筆すべき点はない。
そこを考慮した今回の調整なのかもしれない。
新外在特質『怨魂業火』
新しくここにアイコンが追加される。炎のマークだ。
サバイバーに気絶させられたり暗号解読されたりと、ハンターに不利な行動が起こると溜まっていく。
一定値溜まると、数値が0から1になりスキルを発動することができる。
能力は2つにわかれており、1つは自分自身の分身を作り出すことだ。
分身とはいっても見た目は少し違い、分身の方は全身大火傷を負っている禍々しい姿となっている。これには理由があるのだが推理背景のネタバレになってしまうので、ここでは触れないでおこう。
(こんな姿)
もう1つは、パペットを自動操作する能力だ。
設置済みのパペットに魂を宿すことができ、パペットがサバイバーを勝手に追いかけてくれる。
この能力によって復讐者レオの立ち回り方は既存のものとは大分変わることになるだろう。
それぞれの能力についてはこれから詳しく解説していくが、少なくともこの強化によってレオの使用者も増えることが予想されるため、サバイバーをメインに遊んでいる人にとっては相手の能力を知った上での対策を立てやすいので参考にしてほしい。
分身を生み出す
炎のアイコンをタップすると、その場に分身を召喚することができる。
分身は近くにサバイバーがいれば追いかけて攻撃するし、そうでなければ暗号機を巡回してくれる。
しかし使いどころを誤ると、何の意味も無い能力になってしまうので注意しよう。
効果時間が意外と短い
実はこの分身、タイムリミットが約20秒しかない。
←炎のアイコンのゲージが一番下まできたら消えてしまう
そのため、分身を索敵に使うということはほぼ無理だろう。
サバイバーを直線的に追いかけている時に召喚しても、少し遅れて後ろをついてくるだけになってしまうので、それもあまり意味はない。
使いどころとしては、例えば板を挟んでにらみ合っている時。
分身を召喚して板を壊してもらっている間に迂回するもよし、迂回しながら召喚して、板越えをしているところに分身に攻撃してもらうもよし。
とにかくサバイバーと駆け引きをしている時に、手札を1枚増やすことができるのが強みだ。
硬直無しで召喚可能
実はこの分身、走りながらでも即召喚できるし、召喚時にいちいち止まったりすることもない。
例えば、少し勿体無い使い方かもしれないが、ため攻撃中に召喚してクイックターン対策をしつつ攻撃なんてこともできる。
あるいは、サバイバーを追いかけている時にすぐ近くで他のサバイバーが暗号機を解読しているなんてことがよくあると思うが、そんな時にサバイバーを追いかけつつ分身を即召喚して解読を邪魔することができる。
分身は強ポジ対策にはなり得ない?
復讐者レオは加速もダッシュもワープもできない。
建物内にすぐ逃げ込むチェイス特化サバイバーにいつも苦戦を強いられてることだろう。
では、分身を利用することでそれを打開することができるのだろうか。
残念ながら分身は所詮はAIのため、追跡能力には長けていても捕獲能力はお察しなのだ。
一番弱いBOT相手でも追いかけるだけで攻撃を当てることはほぼできないと思っていい。
そして一番の理由は、板は壊せても窓は越せないということだ。
建物内で窓越しにサバイバーを見つけても、挟み撃ちのためにその場で待機してくれるはずもなく、うろうろと迂回しはじめて、そのうち近い暗号機の方に行ってしまうだろう。
分身の能力を過信しすぎず、使いどころを見極めることが結局のところ一番大事だったりする。
パペットに魂を宿す
パペットと一緒にサバイバーを追いかけることができる夢のような能力。
サバイバーとしてはハンター2人に追いかけられたら絶望しかないだろう。
操作方法に注意
アイコンをすばやくドラッグしても反応しない。
一度長押しして火のアイコンが浮かび上がったら、それをパペットのアイコンまで持っていけばいい。
このように火を移動できる
つい焦って短めにタップしてしまうと分身が出てしまうので注意が必要だ。
設置済みのパペットなら、黄色いほう赤いほうどちらでもいいし、火が2個溜まっていたら両方動かすのもアリだ。
さらに分身も召喚すれば擬似的に4人のハンターでサバイバーを追い詰めることが可能だ。
あえてキャンプもあり
復讐者レオでキャンプする人もほとんどいないだろうが、今回の強化でパペットを索敵に出すことができるようになるため、作戦の1つとして取り入れる人もいるかもしれない。
キャンプしつつパペットで暗号機を巡回させて、サバイバーを補足したらパペットと場所を入れ替えて追いかける。
自動操縦中のパペットと入れ替えるとパペットの自動操縦は解けてしまうが、椅子の前で場所を入れ替えたので、いつもの椅子前にパペットを設置している状態と同じになる。
遠くに投げてから動かすほうが効果的
その場にパペットを置いて、火をつける。単純な操作だが意外に時間がかかる。
どうせなら暗号機のそばに投げてAI操作にした方が索敵が捗るだろう。
動いているパペットも簡単に破壊されてしまう
攻撃後の硬直など、パペットも無防備になる瞬間があるのでそこを狙って普通に破壊されてしまう。
慣れているサバイバーならあえて板を壊させてから破壊するのもお手の物だ。
破壊されているのを確認してから近づいても間に合わないケースもよくあるため、パペットがサバイバーを見つけてくれたら即座に場所交換した方がいいだろう。
パペットなら強ポジ対策にもなり得る?
今の強化前のレオでも、強ポジの窓グルグル対策にパペットを置いて牽制する人もいるが、強化後はさらに凶悪になるだろう。
パペットを置いてから場所移動するかどうかはサバイバーとの駆け引き次第だが、それが動くとなると話は別だ。
チェイス中にうまいタイミングでパペットに火をいれれば、挟撃体勢に持っていくことも可能。
さすがにAIといえど正面から攻撃をかわすことはほぼ無理なので、強制的なルート変更を強いることができる。